インターネットから未来~Happy Typhoon Birthday~

10年の時を経てこの場所へ繋いでくれたインターネットと、出会ってくれたあなたへ最上級のありがとうを込めて。




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10月29日(肉汁の日)、26歳を喫茶ラムピリカで迎えました。

 

 


「もえこさんが泊まりに来るよ!」

大阪で元気に出稼ぎ中、自分の写真(主に食べてるところ)を送りつけていたら、店主千秋さんから嬉しい知らせがあった。

何年越しだろう、リアルでは初めて会うふたりのお泊まり会に、くりもおいでよ!と誘ってくれたちあっちゃん。
その日はちょうど、私の誕生日。

「ここにいてくれ!!!祝わせろ!!!!!」


前のめりのお祝いに笑った、遡ること10年前の電脳世界の話。

 


当時、思春期前からこじらせたメンタルを抱え、引きこもりもプロ域に差し掛かっていた15の夜。
その頃はまだSNSなんてなくて、当時流行っていた個人ホームページ上で孤独で鬱々とした日々の記録とポエムを、ガラケーのボタンをポチポチ物凄い情熱をもって時に一日がかりで書き連ねていた。

あまりの恥ずかしさに悶える&今にも死にそうすぎるアクセスほぼ0のそのページで、「磨けば光るダイヤの原石」と言って唯一コメントをくれていた、父と同じ名前のあしながおじさん

その人が見つけた別の「ダイヤモンド」が、当時17歳だった絵描きのもえこさんだった。

 

 
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(もえこさんがプレゼントしてくれた品々。ふたつの気球は時の流れに乗る私達!)

 


彼女のホムペには夜明け前みたいな澄んだ絵がたくさん並んでいて、その世界が一目で好きになった私。

一度も出たことのない北海道、ほとんど出ないホコリっぽい部屋の中から、いつか喫茶店をしているもえこさんのお家へ会いに行きたい!と思いを馳せていた10代。

一人旅に憧れ、その後近所の農家さんで働くきっかけになったWWOOFというファームステイを知ったのも彼女のブログから。

 

そして、とっくに死んでるだろうと思っていたハタチ目前のTwitter、もえこさん経由で知り合ったのが喫茶ラムピリカを始める前の千秋さんだった。

 


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(出会って2日目氷の滑り台でお尻滑り、名誉の負傷をした千秋さん。懐かしい…)

 


よく知っているようで顔を合わせたこともない、不思議な「いつか会いに行きたい人」リスト。
低速飛行も25歳を過ぎた真冬の旭川、数年越しの千秋さんと出会い江ノ島へ流れ流れて先月、ようやくもえこさんとの初対面を果たした。

 

「生きていてくれてありがとう、今会いに来てくれてありがとう」


抱き合って、ちょっと泣いて。
飯炊きばばあだよ!と突然の訪問にも関わらずお布団を借り御家族と食卓を囲んだ私は、もえこさんの息子さんと3人で高校の文化祭を初体験しました。

 
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10年の時が過ぎて私も、子どもがいてもおかしくないくらいの年齢になった。
携帯の画面越しに成長を見ていたみずすず(千秋さんの娘ふたり)は幼稚園児から小中学生になって、今の私は当然のようにしれっと学校行事にも参加する。

もはや千秋さんのお母様も私のお母さんだし、あちらこちらで出会ったのは友達も家族も知り合いも境界がぐちゃぐちゃな、尊さもクズさも全身で触れられる温度のあるリアルワールド。




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「祝わせろ!!」と前のめりだった千秋さんは当初、名前がついたケーキとハグが欲しいと言った私に巨大ケーキ(最大7段)を贈るべくクラウドファンディングを立ちあげようとしていたらしい(思いとどまった笑)。
それを聞いてもう笑いが止まらなかったのだけど、当日は手作りケーキで最高な誕生日会を開いてくれた。

 

豪雨の中、ご馳走とケーキ、わらび餅、アイスクリーム。
「幸せ」をたくさん持って来てくれたみんなとひとりひとりハグして、はじめましておめでとうハグ!!!な方も。
最近買い換えたスマホには、メッセージがたくさん届いていた。


数ではない、全然数ではないけれど、こんなにたくさんの人におめでとうを言ってもらって、なんて素敵な人達と出会えたんだろうかと「みんな生まれてきてくれてありがとう、おめでとう!!!!」


千秋さんと抱き合ったら、お互いのこれまでが思い起こされてふたり静かに泣いた。

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「お誕生日会」に嫉妬していた10代の私に言いたい。
この世にはあったかくて素晴らしいこと、たくさんあるよ。

人生、何が起こるかわからないよ。

 


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(Wちあキッス&あふれ出る肉汁感)

 

 

ネット依存を心配されはすれど、ただ部屋でうずくまって呼吸をしていたあの頃が、行き場のなかった言葉が電波に乗りここまで繋がってきたこと。

今回、千秋&もえこさんの初対面!!は残念ながら台風襲来で延期になったけれど、きっといいタイミングで3人出会える時を待ってる。

 

 

そして15歳の頃から何度ブログを変えてもずっと更新がなくても見守り続けてくれた、あしながおじさんへ。
きっと、今もこのブログも読んでくれているはず(そうですよね、マコさん!)。

ずっと見ていてくれてありがとう。
「ダイヤの原石」達は、大人になってこんな風に笑っています。

今後の行方も、お付き合い頂ければ幸いです。
それからいつかもえこさんと一緒に、あなたにお会いできたら最高に嬉しいです!

 

 

10代を全部合わせたよりこの半年くらいで出会った人の数の方が多いかもしれないなぁと思うこの頃(家から出なさすぎ)。
不思議なことに心も体も元気いっぱい生かされ、広がったご縁で地球冒険中。

 
これからどんなことが起こるんだろう??
どんな人に出会うんだろう??

 
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出会ってくれてありがとう。
生きるのがとっても楽しみな、26歳です。

【謎の感動】世界でたらめ料理選手権!!ーありがとう飯炊きばばあー

世界の全く知らない国の名前から勝手に妄想!国民になり切って名物料理を作ろう!!

 

9/10  江ノ島の喫茶ラムピリカで行った「世界でたらめ料理選手権〜Let's 妄想クッキング〜
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【国リスト】右から

コモロ連合
アンティグア・バーブーダ
サントメ・プリンシペ
バヌアツ
トルクメニスタン


国民たちにはそれぞれの民族衣装を身に纏ってもらい、料理開始!(※繰り返しますが完全なる妄想です)


エプロンはこうやって巻いた方がトルクメニスタンぽい
それめっちゃアンティグア・バーブーダっぽい!


みんな全く知らないのにそれっぽいぽいぽいぽい!と好き放題言いまくり。

   
酸いも甘いも経験してきた大人の超本気!嬉しくて仕方がなかったぶっつけ料理の数々は、もはやアート作品でした。
(飛び込みのご来賓にスイッチオン!好き勝手作ったにも関わらず示し合わせたかのようなフルコース!!)

 

*アンディグア・バーブーダ代表*

自国から30日かけて会場まで来てくれたルキファーさん
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左奥から
王妃のうんこ(ナスとひよこ豆ペースト)
王のはらわた(カンガルー肉のイカスミ炒め)

الحمص الأبيض والأحمر أطباق


ストーリーなど完成度が高すぎるため、是非ともこちらのブログをご覧下さい。
ルキノオフィシャルブログ「世界でたらめ料理選手権」(http://noyumi15.hatenablog.com/entry/2017/09/10/221710)

 

 

*トルクメニスタン代表*

喫茶ラムピリカ店主によく似た中国訛りのアーキーさん
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ムスタルーファ(ラクダ肉とオクラのスープ) 

新月の断食後、最初に食べる神聖なスープ。お祈りしてから食べてネ」

 

 

*バヌアツ代表(わたし)*

地球の裏側から来ました常夏のクリーヌ
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右から
チリバナーヌ(ワニ肉&バナナのトマトソース)
ユズコブ(ダチョウ&ししとうのゆずポン酢炒め)

「自国でよく採れるバナナとゆずを使った飽きられがちな一般家庭料理だよ☆」

 

 
*コモロ連合代表*

ほのかにラーメン屋感のあるノブーさん
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ナンチャッテブッチラバッタル(ご飯&ライスマカロニ、日本人に馴染み深いウマ飯)

「三大神にお供えする神聖な料理です(もっとたくさん話してくれたけど忘れてしまった常夏クリーヌ)」

 

 
*サントメ・プリンシペ代表*

灼熱の女神マサリーヌさん
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奥から

プリンシペ・ムニャリムニャス(日本語で、プリンシペの草原の意)

マウントテニャーノ・サントメ(日本語でサントメ山、おめでたいときには できるだけ 高くして作ります!)

 

  

*飛び込み!トルコ代表*

色気溢れる妖艶なダンサーMEGUMIさん
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こちら本物のトルコ料理ババガヌーシュ

「自由奔放に男を誘惑する女♡」

牛肉炒め&人参と胡瓜のヨーグルトサラダも!!

 

 

*ワニ手羽*


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丸ごと揚げた際、ウロコが飛び散りまくりトルクメニスタン国民アーキー負傷しました。

 

 

 

 

鹿児島ー神奈川まで各地のご家庭へ突撃!ご飯をつくっていた8月後半、活動の締めくくりに何か面白いことがしたいと考えてた。
「私は飯炊きばばあだから、お礼を兼ねて妄想料理作ってお客さんに振る舞おう!」
そう思ったけれど、それじゃあ全然つまらないなってことに飯炊きするうち気が付いた。
 
私ひとりが考えて、準備して、予定調和で作られた「面白さ」なんてたかが知れてる。


この2週間、色んなお家へお邪魔してきて気づいたのは、今ここにあなたとわたしがいることの愉快さ。

 

一緒に買い出しに行った帰り道、さっきまで落ち込んでたはずが綺麗な夕日に「今日は最高の一日!」と思わず言い合ったこと。

初めましてでお家に呼んでくれた女性と出会って10分、バスに間に合わない!と一緒に野菜が入ったレジ袋揺らして必死に走ったこと。


「生きていてくれてありがとう」と、抱き合ったこと。

 

私ご飯つくります!って言いつつ、料理を習ったこともなければ手際も悪いし、うろうろ待たせたり手伝ってもらうこともしばしば。
それでも完成をわくわく待っていてくれる人がいて、前からいたみたいに笑顔で「おいしいね」ってテーブルを囲んで言い合える奇跡。

 
ひとりじゃ、できない

一人前じゃないと、ひとりで全部やれないといけないと思っていた。
ちゃんとできないとか相手を楽しませる自信がないとか、本当はつまるもつまらないも決めるのは私じゃない。

 

「自分が楽しむこと」

そこから先はどきどきわくわく未知の世界、

「ひとりじゃできないこと」。

 

自分が楽しいと思うからやる!!!

 

一人でも出会えたら何かが生まれる。

もし誰も来なくても、今なら私は私を楽しませられる。

ラムピリカ店主の千秋さんに連絡して、イベントがやりたいと珍肉【ラクダ、カンガルー、ダチョウ、ワニ&ワニ腕】を値札を見ずに購入したときの清々しさったらなかった。

 
誰か、来てくれるだろうか??

 


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当日蓋を開けてみれば、大人11人と子ども3人&赤ちゃんの大宴会(風邪で欠席のMさん、またどこかではじめましてしましょう!)。

数日前に飯炊きさせてもらったお家からお友達も一緒に来てくれたり、昼寝するも走り回るもありな賑やかな一日。


みんながそれぞれリラックスして過ごしている様子に大満足で気が抜け、料理後は窓辺でだらだらしていたダメ主催者だったけれど、気がつけばみなさん差し入れやお片付けまでしてくださっていた。
 
そして、夜開けてみてひっくり返ったのがお賽銭箱(参加費は自由料金)。
あんなにバカスカ買った食材費が、賄えている…!!

 
半年前まで誰も知り合いのいなかったこの場所で、初めてのイベントは泣きそうなくらい嬉しいゴール。
帰りにみんなとしたハグに、バイバイに、幸あれ!!!!!

 
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生きていてよかった。
ありがとう。

 

飯炊きばばあイベントは終わったけれど、これからも場所と日程が合えばご飯をつくりに参ります!

【メール】 kurikuru.k@gmail.com

Facebook】  Kuri Akitaya(申請時はメッセージお願いします!)

 

 

異様な盛り上がりを見せたFacebookイベントページ♡

世界でたらめ料理選手権〜Let's 妄想クッキング〜https://www.facebook.com/events/1849745202022466/?ti=cl

突撃!飯炊きばばあ参上☆~あなたのおうちで飯炊きたい~

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 本州最南端、鹿児島からハピネス北上すべくイベントを立ち上げました。

 

詳細&リアルタイムはこちら↓

https://www.facebook.com/events/515926625410658/?ti=cl

 

近頃の放浪生活で披露してきた料理の腕前が「これ何味??よく分かんないけど、おいしい!!!」と評判だったことを思い出し、コンビニ食続きの私があなたのお家の台所で飯炊きます!!(そして一緒に食べます!)という企画。

 

めちゃくちゃだな!と自分でも思うけど、飯炊かせてくれるみなさま本当に、

 

ありがとうございます!!!

 
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ギター買っちゃった♡

 

8月も後半予定がなくなり、終日フリーの勘と衝動でやってきた鹿児島。

これまた「今日今すぐ欲しい!」と買ったギターを片手に海沿いをふらふら。

 

北海道時代かき鳴らしていたものの現在一曲も弾けないギター、声をかけてくださる方の反応がそれぞれ違って面白いなぁと思います(流しと間違われすぎる)。

 

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飯炊きばばあするぜ!と決めてから、あれよあれよという間に鹿児島から大阪へ向かうフェリーに乗り込んで、生まれて初めて流れ星を見ました。

 

その後、久々に身の危険を感じる場面に遭遇したのだけど(無事です!)、めげるかと思いきや逆にあっけらかんとして、なんて知らない世界ばっかりなんだ!この先も見に行こうぜ!と言った自分に自分でイイネ!を連打しました。

 

 

家なし予定なし知り合いなしの土地で感じるのは、次に踏み出す一歩が右か左か、本当に小さなことから未来を毎秒選び取っているんだなということ。

 

これまでギリギリあと数センチのところで死んでたなってこと結構あるけど、今もわっしょいわっしょい生かされていて、細かいこと言ったら倒れそうな日もその都度悩みながらマル描いてGO!!

 

白黒なんて全然つけられなくて、灰色かと思いきや赤だったり緑だったりぐっちゃぐちゃで、いろんな世界が混在してる地球の許容力ってハンパないんだな…と感じます。

 

 
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わたしもあなたも、いつ死ぬか分からないから。

 

会いたい人に会いに行こう。

そして、素敵だ!と思う人のところへ突撃しよう!!

 

 

 

飯炊き現在地

 

8/26 名古屋飯炊き

〃〜  街歩き

〃31 名古屋飯炊き

 

9/1 埼玉県大宮市付近

〃2 神奈川へ移動

〃3 横浜飯炊き

〃4 未定

〃5 横浜飯炊き

〃6 藤沢飯炊き

〃7 イベント終了日!!

 

 

連絡先

08040495574

kurikuru.k@gmail.com

 

facebook→  Kuri  Akitaya

(メッセンジャーからもお気軽にどうぞ!)

 

愛される気はあるか?

北海道も34℃越えの夏、シーズン真っ盛りの北の大地を存分に満喫した私です。

 

ひとり浴衣を着て街をうろついたり、夜な夜な地元の海へギターと花火持ち込んで謎の野生動物相手に野外ライブしたり(お互いテリトリー譲らず1時間にらめっこ)。

 

裸足で砂浜にどっかり座り、月明かりってこんなに明るいんだなぁとか、太陽が沈んだ後も水平線の向こうがうっすら光ってるなぁとか。

一度離れてみたことで、ここは海も山も川も緑も濃いし何ていいところなんだ!と再発見してささくれてた心が撫でられてまるくなっていくような気持ちです(調子こいて若葉でスピード違反の失態…!)。

 

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考えれば考えるほど、頭が悪くなるよ

 

東京で迷子になって実家に戻ってからもややしばらく迷ったり凹んだり、 25歳ってもうアイドルデビューには遅いんだなぁ…とか、漠然と「どうしようかなどうしようかな」 と自分の尻尾追いかけるわんこみたいに行く末を考えていたのだけど、ある日ひとり海で遊んでて気づいたこと。

 

 

「どうしよう」って何のことだったっけ…??

 

 

アイドル目指してなかった私、人間まともに悩めるのは3分までだと思った。

わくわく公園野宿にチャレンジする夜、何にグルグルしてたのか私の頭って使えば使うほど脱線しちゃうし、ずっと考えるの得意だと思ってたけど実はめちゃんこ下手くそなんだな…。

 

よく寝てよく食べて、なんだかんだ言いつつも思いつきでスタートダッシュ!いつの間にか動き出してる身体は、

 

とっくの昔にどうもしようがなかったわー(人生500回目くらいの悟り)。

 

 

教訓

賢くなろうとしても無理!脳みそが死ぬよ!!

 

 

 

この頃、落ち込んだり悲しんだりするのにもセンスがあるな、と思う。

とりあえず自分にダメダメ✖シール貼り付けてみるやり方は「どうせ誰も私と遊びたいと思ってないからいいもん」って隅っこで拗ねてるやつ。

どんなスタイルでもいいから、私は玄関も窓も開けて色んな人が遊びに来られるように自分から飛び出していこう。

悲しさも苦しさも、どうせなら気持ちよくパッカーンとやろう。

 

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芯がないって食べやすい

 

先日、「あなたは芯のない根無し草」という言葉をもらった。

聞いて思ったのが、それって柔らかくて食べやすそうだなぁってことで、そうか自分もう深刻そうにしたくないんだと笑ってしまった。

 

 一歩進んで二歩下がり、スキップしてはつまづいて、突っ伏しては飛び出して。

優しい人たちの手に守られて、実は1ミリも動いてないのかもしれない。

 

「あなたは、何になるんでしょうね」

と問われて、

「何になるんでしょうねぇ。」

何にもならなさそうな私の中で、太陽が光ってる。

 

 

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ずっと心で鳴り続けている言葉がある。

 

 

お前に、愛される気はあるか?

 

 

ダサいな♡

クソだな♡

クズだな♡

頭おかしいな♡

 

 

何をしようとどこにいようと愛しさと♡マークを描いて言いたい。

やっぱり私は私が、目の前のあなたが、生き延びてここにいることが愛しくて嬉しくてたまらない、それ以上ないな!!というところから、歯車が回り出す。

 

 

「世界一かわいいラブ&ハグ♡」

 

  

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8月は関東&ちょこっと香川にいます。

 

ひきこもりミュージックアワー


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ふらふらふらふらしている私は、現在北海道の実家へ帰省しています。

 

何だかんだありつつも懐深く迎え入れてくれる両親は「働いてきたから夕飯奢るよ!」と言うと、

「うちにいる間はご飯くらい食べさせるから、取っておきなさい」

と断りつつ嬉しそうでした(近所のカレー屋さん、期待値の三倍くらい美味しかった)。

 

各所で心配かけまくっている私ですが、ふらふらしているおかげで気づくこともたくさんあるなぁと思います。

みなさん、見守ってくれてありがとう。

 

 

そんなたくさんの愛に抱かれたデンジャラス、実家に戻って一体何をしているんだい?というと、二階の超絶埃っぽい部屋にて10日目を迎えております。

 

そう、HIKIKOMORI☆☆

 

東京での労働からすっかり働きマンモードになっていた私は、北海道へ向かう飛行機の中でも求人を漁り目星をつけ

人間ひとりで経験できる仕事ってそんな多くないよなー、この際色んな職業体験しちゃおうじゃないか!

という遊びを思いついたものの、家に着いた途端様子がおかしい。

 

Let's★NUDABONE!!

 

今はひたすら歌詞を書き曲をつけiPadに録音、頭がぼんやりしてきたら自作曲をエンドレスリピートしてウロウロ外を歩き回り、自転車に引かれそうになりながら作業しつつ部屋に戻るというストイックな創作無敵ループ。

いつご飯食べたっけ??お風呂入ったのって、一昨日??

気づいたら夜が明けていて、その次に我に返った時は飲まず食わずで夜になってるという廃人っぷり。(予想外の減量効果)

 

2週間ほど前まではどこへ行ったらいいのか分からないと迷子になっていたけれど、はたと気づいてしまった。

 

私、引きこもりたかったんだなぁ。

 

かつてなく真剣になっているところで全く意味が無いのだけれど、どうやら定期的にひとりで引きこもり創作してアウトプットしないとマイソウル死んでしまうようだ。

 

全然、働いてる場合じゃないや。

 

これはもうやり切ろう、俗世から逃げ切ろう、と腹を括った私はクソです!

さあ、貯金を食い潰そうじゃないか!!!(お世話になります実家)

 

 

ひと月引きこもる決意したところで、今回このMUDABONEの中から一曲お送りしたいと思います。

 

数ヶ月前、友人から無邪気に投げられたタイトル「おなら On The Floor」。

 

それは、英訳すると  ''Break wind''

 

なんか知らんけどかっこよくない?と大切に温めたこのテーマ、実家に持ち帰り世界一本気で歌いました。

 

聞いてください、無駄にした私の一週間の生命が詰まった渾身のダサ歌謡ダンスチューン。

 

D.G.Kuri で、

 

「Break On The Floor」

 

youtu.be

 Break On The Floor/D.G.Kuri - YouTube

 

 

Break On The Floor

 

(boy&girls Boom and spicy

boy&girls Boom and 〇〇〇)

 

そばにいて 行かないで ここにいて

本当は全部嘘よ

 

最初から分かってた  スカした顔が憎い

負けたのは私よ

 

触れそうで触れない唇  絡みつく視線

運命じゃないわ

あの時の言葉、全部嘘なの?

 

NO!!コントロール

NO!!非常事態

NO!!コントロール

 

今はただ誤魔化してる

両手 振り回して break wind   weekend

嵐を起こして

 

✳1

ウィンウィンウィンウィン windows

ウェイウェイ ウェイ for away

ウィンウィンアイウェイウェイウェイ

Boom & Poo  for away

 

(パリ& ゴー 濡れおかき

パリ パリピ  パーリナイ)

 

 

男なら  どこにだって

(35億 35億)

 

男なら ほら ここにだって

(Break On The Floor)

 

あなたはこの世界にただ一人

ピュアな純情

 

私のメロディー

私のフレイバー

何もかもあげたかったのよ

 

NO!!コントロール

NO!!非常事態

NO!!コントロール

 

今はただ踊っていたい

人混み紛れて break wind   weekend

嵐を起こして

 

✳2

ウィンウィンウィンウィン ウィンナー

ウェイウェイ ウェイ for away

ウィンウィンユーウェイウェイウェイ

Boom & Poo  for away

 

 

壊したいのよ この世界まるごと

見たいのよ 新しい未来を

break wind   break wind

 

モーゼのように This way

私もう 嘘はつかない

嵐を起こすわ my wind

 

世界の中心で Break wind

 

✳ 1&2

 

 

 

私は元気です。

Where are you going?

ニートからぷーたろーへとバージョンアップした近頃の私は、東京で労働を体験していました(その後、順調にダークサイド家なき子突入)。

 

ソワソワドキドキ2週間泊まり込みで店員さんやってみた感想は

何にも破壊しなくてよかった〜!!

そして

泊まれる家があるって本当に便利だな!

 

 

一度商品を丸ごとひっくり返しそうになるピンチはあったものの、気がつけば当初の予定を過ぎて最終日の打ち上げまでしっかり参加して、「私もカフェラテ飲みたい♡」とか「脚が痛いから湿布買ってきて欲しい♡」とかジワジワと図々しさも醸し出した労働期間。

 

腹筋がないから声を張るとひっくり返っちゃうし、第一声はタンが絡みがちで「いらっしゃいませ」がおっさんみたいにガラガラしちゃうんだけど、焦りすぎて「うーんどうかなぁ?了解でーす☆」とか言っても笑ってくれるお客さんは優しかった。

疲れて口が回らなくなって「よけれだばばばばばば(良ければお砂糖お使い下さい)」と言っても何となく伝わる感じ、人間言葉じゃなくて気合いだなと思う。

 

 

サーモンピンクの制服にも慣れてきた頃、ここが終わったらどこへ行こうかと本格的に考え始めた私。

「やっぱり関東に家があると便利だよなぁ、自分の家が欲しいな!」

ということで、ネットでお部屋探し開始。

安くて素敵なお部屋を見つけて内覧に不動産屋さんへ電話を掛けたり、東京は光熱費ってどのくらいかかるんだろう?と周りに聞いたりワクワク。

 

今のうちにお休みもらってお部屋決めようかな!とか話していたら、レジに立ってお客さんを呼び込んでいたピンチヒッター事務員さんが言った。

「部屋借りるなら、まず仕事探さないと貸してもらえないよ?」

 

 

そうか、私無職だった。

 

 

仕事がないと家が借りられないとは、ものすごく盲点だった。

そして、賃貸情報に載っている更新期間2年の文字。

 

 

2年って長くない??

 

 

家を借りる人は同じところに2年住んだりするんだよなぁ…ということをしみじみ思う。

職場や家庭の事情、お気に入りの街に住みたい!などなど今のところ動機が全部無い私。

何の縛りもないということは、選択肢が多すぎて何も決められないという状況に陥りがち。

 

それじゃあ、短期で住めるシェアハウス?

私が求めてるものってなんだろう??

 

 

① 眠るスペースがある

 

② 絵を描いたり作業ができる

 

③ 使いたい時にトイレとお風呂を使いたい(洗濯できたら素敵!)

 

④ 料理できたら嬉しい

 

⑤ 土に触れたい

 

 

これ、やろうと思えばテントでもできるなぁ。(お風呂と洗濯以外なんとかなる)

 

そもそも、私は本当に東京に住みたいんだろうか??

どうしたことだろう、直感と勢いで来たはずが心が鈍ってどこにも振れない。

街中の路地って、狭くて臭くて地面がベタベタしてるんだなぁ。

 

 

都会の喧騒に紛れ、私はすっかり迷子になってしまった。

 

 

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何語か分からない言葉が飛び交うドミトリーのベッドに横たわって、延々と蚊に刺されながら開け放たれた窓から入り込む風が気持ちよくて、北海道はもう夏かなと思ったらふいに鼻の奥で懐かしいにおいがした。

 

どこへいこう?

今一番何がしたいだろう?

 

「Have a nice day!」

廊下で荷物をまとめていたとき、声をかけてくれた彼は振り向いたらもう階段を駆け下りて行くところ。

私は背中とお腹にリュックを背負って、もげそうな肩でなるべく背筋を伸ばして宿を出た。

 

 

今、思い浮かぶ顔に会いに行こう。

 

私を知る人と、今のグダグダな私にちゃんと会いに行こう。

 

明日はどっちだ??(こんにちは、ダサい私!)

久々ドキドキ、北海道へ帰った。

 

「ちょっと旭川行ってくるね!」

と言ったまま突然の3ヶ月放浪(なんなら自分も日帰りかと思ってた)だったので、お世話になっている実家の皆様はさぞザワついているだろうなぁと、正直あまり気乗りしない帰省。

ついでにデンジャラスデフォルトで飛行機が2時間飛ばず、帰らないでぇー!!と後ろ髪引かれてるような気分だった。

 

今まで何をしていたかと聞かれたら、神奈川で小学生と暮らしたり、家出したり、徹夜で音楽作ったり、イケてる廃材建築にペンキ塗ったり、新潟のスーパーおじいちゃんとベンツでドライブデート(ペアルック♡)、仙台で温泉旅行&イベントに棚ぼた招待してもらったり、東京でアートの展示に飛び込み参加させてもらったよ!

誰と一緒にいたの?と聞かれたら、最近は全世界出張型フォトグラファーと超絶怒涛の神さまペインターだよ!(CHAPAWONICA)

 

どうやって暮らしてたの??と問われれば「みなさまの優しさで生かされていました!!」という一文に全てが集約される。

そして何故そうなったのかと言われても、各地の素敵な方達から授かったミラクルだから全くもって説明できなさすぎる。

 

色々あった出来事を全てミックスした結果伝えられるのは

いい感じに調子に乗らせてもらいました!!ありがとう!!!

 

 

久しぶりの実家、意味不明っていいじゃない

北海道を飛び出す前の私は何をしていたかというと、学生のようなフリーターのようないつもどこか具合の悪いゆるっともやっとニートでした。

多少勉強したりバイトしたりしていたものの、モラトリアムに次ぐモラトリアムで主に引きこもって海外ドラマ三昧のふわふわふらふら。

 

長いこと「自分は周りに馴染めないし自信ないしちょっとでも傷ついたら死んでしまうガラスハートだから、この世に自分が生きられる場所は存在しないんだろうな…」と部屋の窓全開でアコギかき鳴らしながら遠い目をしていました(ご近所さんには本当悪かったと思ってる)。

そして相手とぶつかることを避けて避けて、伝えたいことはなるべく遠回しに、本人のいない場所であれこれ言い合うような家族関係。

気持ちを言葉に出来ず、敵の攻撃(他人の評価)からいかに身を守るかということばかり考える戦略会議の日々。

 

しかしこの放浪期間、様々な人達と出会い居候飯炊きババアして、気づいたこと。

家族って、味方って、世界中にたくさんいていいんだなぁ(世界を戦場にするかホームにするかは自分次第)

そして

やっぱ、わたし絶対かわいいしセンスあるし天才だし最高だな…♡

 

図々しさというのは、どんなに深刻に悩もうが過去のトラウマだろうが全てを凌駕する。

いざ、バッチコイ実家!!!

 

 

足を踏み入れた瞬間家の様が全く変わってなくてビビったものの、「いやだ」とか「そんなの知らん」とか「その点はごめん!」などなど好き勝手言いまくった結果、得たのは「わかるところはわかるし、わからないところは全然わからないな」という、当たり前だけど清々しいアンサーだった。

長年部屋の隅にコツコツ溜めてきたモヤッとボールを振りかぶったら、拍子抜けするくらい「全然理解し合えないね!」

 

父は、私がただふらふらしてるだけでこのままじゃ野垂れ死ぬだけ、一つの夢や目標に向かって努力して何かしらこの世に生きた証を残してほしいと思っている様子。

いつかの葬式で何も説明できない「あの人どこで何してたんだか全然分かんなかった」そんな娘の人生は嫌だ…。

 

「それって最高じゃん!!!」

 

父の言葉を聞いた私はかぶり気味に叫んでしまった。

何してたんだか全然わかんなくて、最低とか最高とか哀れだとか楽しそうだったとか、ざわわする感じ。

どこかで野垂れ死んでも、遺影を披露できるならバカバカしくなるくらい思いっきり不謹慎でシュールにキメたいし、もし生きてる人がクスッと笑ってくれたら私は嬉しいなと思う。

 

北海道滞在中、母は終始吹き出したり痛いとこ突かれた!こいつ勝手だな!という顔をしていたけれど、最後は「各々好きに生きていきましょう」と笑い合っていた。

 

 

夢も目標もありません

 

「何になりたいのか」

「何を目指しているのか」

主に職業について、夢とか目標というものを要所要所で聞かれてきたけれど、今までずっとまともに答えられなかった。

好きなこともやってみたいこともたくさんあるのに何でだろうなーと思っていたところ、突然頭に響いてきた言葉。

 

 「自分を生き切りたい!!!」

 

今も昔も変わらず、私は自分自身の生命活動に注目していたいのだと思う。

どんな出来事に見舞われて、その時どんな反応をして、そういういちいちがビリビリ刺激的で愛おしい。

どんなことをしようがしまいが細かいこと気にする割に何だって良くて、不安定でファンシーでバカやってるただ自分の生きる姿に感激してしまう。

 

それ以外には、なんにもないや。

 

 

家族ってなんだろう??

居候生活を経て正式に実家ニート&問題背負いたガーリーを卒業して思ったのは、血の繋がりや過ごした時間に関係なく自然発生する「家族」ってあるなということ(それは固定じゃなくて流動的なのかもしれない)。

 

肉親だとお互いの人生に責任や所有感を持ってしまいがちだけど、「面倒を見合う」のではなく「大切な他人として頼りにし合う」ことができたら最高だな!って思う。

(現在、他力本願色んな人に頼りまくりすぎですが還元していきたい!みなさんありがとう!!)

 

私の中の家族って言葉を、もっと面白いものにしていきたいなーと思う。

 

 

いっぺん(2回くらい)、死んでこい

 

現在、再び関東へ飛んで1週間が経ったところ。

気持ち的には既に2ヶ月くらいの濃さで時が進んでるのだけど、そこで早速

あれ、今の私ってすごくダサくない??

という壁にドカーンと激突中。

 

便乗&棚ぼたで爆走した放浪を終えたところで、本当は皆様が優しすぎただけなのだけど「自分イケてる!生きていける!」とどこか勘違いしていた私…

ひとり立ちだー!!と張り切っていたはずが、気づけばまた棚ぼた便乗してるやん!!!という滞在現状。

 

そして突然のトラウマ噴出号泣、驚く年下男子に頭撫でられながら

「大丈夫って言ってるけど、全然何とかなってないですね。」

 

 

だっさーーーーー!!!!!

 

 

担架切ってハイテンションで北海道出てきたけど、私まだまだ死にきれてないじゃん…と凹む。

どうすんだ、私…!!!!

 

これまでの恒例パターンでは「こんなんじゃだめ」とか「傷つきすぎて死ぬんじゃないか」とか「1人で何でもできるもん!」と恐れやプライドで潰れがちだけど、もうそれは資源の無駄すぎる。

素っ裸でぶつかることでしか見えない世界があって、鎧着てじわじわ潰れるくらいなら、バッチコイ傷ついて傷つけてラブもヘイトも両方で、潔く何度でも死のう。

ダサいとこ晒して、生きよう。

 

 

今のところ肩書きとしては実家ニートから世界のプータローへとバージョンアップしたところで、明日から久しぶりにバイトさせてもらう(働く!!)のでドキドキしてる。

 

果たして、私は最後までやりきれるのか!?(基本周りが見えてないのでトンチンカン&色々壊しがち…)

 

テーマはバッチコイ、nextデンジャラスガールです。

 

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(今のぐちゃぐちゃ具合が表せて嬉しい絵)