どんなあなたも、誰一人置いていかないよ【 地獄DEマンボ☆リリースに寄せて 】
この一年間、温めに温めてきたホッカホカな作品「地獄DEマンボ☆」がついにリリースされました!!
地獄DEマンボ☆特設サイト
https://music.luchino7.com/
39才アイドル、ルキノ。
出会ったのは、私が長年引きこもっていた北海道の実家から飛び出した放浪中のこと。
その頃のルキノさんはアトピー激化療養中で、抱きしめたら折れそうなくらい華奢でした。
初めましての車内でマシンガントーク、何故かぶちまけるようにお互いのネガティブエピソードを語り合ったのを覚えてる。
「自分には生きている価値がないというか生きてることが迷惑だから、死ぬのが人類にとって一番いいことだ」と年に5回くらいは思う。
ネクラな地獄(ネガティブ)人と言って当初は少し遠慮がちな雰囲気だったのが、年齢は記号だ!とプロジェクトが進むにつれどんどん男前に、地獄の女王へと覚醒していき、美しくて眩しくて今、最高にかっこいい一押しのアイドル。
(打ち上げパーティー、MVを見て泣くるーちゃんに泣いた…)
この曲を書いた2017年初夏は、私ってなんだろう?今後どうしたらいいんだろう?と人生に悩みまくっていたところでした(一寸先は闇、がデフォルトなんだけど)。
「上がってこいよここがステージ」
「地獄の底から這い上がれ」
「お前ら全員道連れだ」
埃っぽい布団にへばりついて思いつくまま一気に並べた言葉の意味は、正直自分でもよく分からなくてなんとなくいい曲!と歌ってた。
意味を理解したのはプロジェクトの後半、岐路に立った友人の言葉を聞いたとき。
「そっちに行けば幸せになれるであろう道を選ぶのが怖い。道の先にある場所がキラキラしすぎてて、自分の中にあるネガティブな部分(メンヘラちゃん)はそこでは居場所がない。自分の一部を置いていくみたいで、怖い」
その話を聞いた私の心に、激震が走りました。
プロフィールに書いた「16年引きこもっていた」その期間、自己破壊を繰り返すスーパーアクティブメンヘラだった私。
暗いところ、弱いところ、周りに馴染めない、うまくやれない、傷ついた出来事、それらを全部否定してそんな私なんて全部要らない!!と切り離して、自分がバラバラになってしまったこと。
幸せだし何も悩んでないと笑いながら、窓から飛び降りたこと。
「弱さも痛さも情けないところも、いらないなんて言わせない。
どんな自分も連れていく。誰一人置いていかない。
全員で生きる未来を作っていく」
総合プロデューサーの一人、まゆちゃぱうぉにかがMVで生み出した世界観は "ネオ地獄"。
そこはネクラもオタクも人には言えないようなネガティブもフェチも何でもありな、それぞれがそれぞれの「地獄」を楽しく踊りまくってるネオ(新しい)な場所。
善悪を裁く役だった閻魔様は裁判官を辞めて、オジサンから可愛い女の子になってDJエンマとしてフロアを回してる。
何にも話してなかったのに、地獄DEマンボ☆を作曲者より早く理解してネオフロアを作り出してくれててすごいなぁと笑ってしまった。
「地獄でお祭りみたいな曲!!」
関東探検を終え実家で再び引きこもっていたウルトラニートに、楽曲制作を依頼してくれたルキノさん。
大好きな友人達、協力下さったプロの制作陣、クラウドファンディングでご支援下さった方々。
完成した曲は多くの人の手を借りてシャバへリリースされ、私にとっても特別なものとなりました。
本当に、ありがとうございます。
快進撃はこれから。
どうか、地獄からあなたへ届きますように。
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追伸
私のCDを気に入ってくれた女の子が学校のレクでみんなで歌ううたに推薦してくれたそうなのですが、先生に「みんなが知ってる歌にしましょう」と言われてしまったという話を聞きました。
本当に、ごめんねぇぇぇー!!!!!!!
己の不甲斐なさに布団に寝転んでシリアル貪るくらいしかできなかった私ですが、お前やれること1ミリもやってねぇよと枕でぶん殴りました。
曲を、声を、腕を、鍛えて有名になります。CDにプレミア付けてやる。
Kuri Akitaya『いただきます』 5曲入り¥1000
購入連絡先 kurikuru.k@gmail.com