ありがとう摩訶不思議ハウス《家情報募集中!!》

春だ!!桜だ!!引越しじゃーーー!!!



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一昨日、お家がなくなることが決まりました!


(上の絵は、楽曲提供中「地獄DEマンボ☆」のレコーディングのとき出会った女の子が描いてくれた似顔絵!髪のはね具合良く見てくれてる…)

 
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自分の生み出したものが色んな人の手を借りてシャバへ繰り出そうとしている様を間近で見て感じるのは、

「オレは行くぜ!!グズグズしてるお前も道連れだ☆☆」

 という、立ち止まりがちな私へのGOサイン。
(録音&MIXを担当トラボルタPさんの「わっしょい!」に惚れた夜)

 


↓この洗面所デモバージョンから、飛躍的にクオリティが上がっております♡♡

www.youtube.com

 

 

流されるまま時に迷子になりながらも生かされ、歌うこととWiFi契約を決めた2017年。

「もう行くところがない…」と渋谷で立ち尽くし、やりたいことも行きたいところもなく、人間どうやったってひとり!なのが心細かった夏。

 

2018年、今の私はどうしたい??

 

昨年秋からご好意で住まわせてもらっていたこのお家は、3月中に元気いっぱいのお別れ。

拠点があったから出来た曲づくり、北海道から送られてきた近所で買える食料セット、これまで私を自宅に泊めてくれたりご飯をくれた人達の尊さ(自分はというとチョコチップクッキー独り占めしたくて同居人から隠れ食いしてた…)。

大好きな友人や家主さんはもちろんのこと、新しくこのお家の主になる方も買うけど住んでてもいいよと言ってくれたり、

 

最高に優しすぎる!!どうなってるんだ!!!笑

 

というまさかの摩訶不思議(非常に素晴らしいの意味もある!)展開を見せてくれた相模原での暮らし。

 

 

人間どうやったってひとり!だからこそ出会えたミラクルにこんなに胸が踊ったり狂ったり、人生の舞台の上でサプライズかまされながら生きているんだなと思います。

 

たくさん、たくさん、ありがとうございます。

 

 


なんだか「生きりゃーよ、音楽やったらええよ」と背中を叩いてもらっているような気がして、張り切る!
色んな人達の優しさのおかげで、笑い転げながら新天地へ踏み出せそうです。
(一緒に住んでいたまゆ、ちあきも再び家なし生活!)

 叶うことも叶わないことも色々あって、全世界の貧乳女子へパワーを送るルキノの新曲「ヒンニュー♥️♥️」&くりの黒歴史アルバムを生命燃やして制作中。

 

↓今更ながら昨年のCDアルバム「いただきます」全曲試聴版【 欲しいという方がいらっしゃいましたら、3月中引越し祭りということでプレゼント!

youtu.be

(この動画、暴力的な色彩してますがアルバム自体はゆるふわです。)

 

 

WiFi(2年契約)と共に、新天地を求めてレッツゴー!!

 

 

☆☆お家情報募集中☆☆ 


現在、関東で家を探しております!

基本、部屋にこもって作曲作業しているのでそれが叶う場所(防音か楽器可だと喜びの舞)
絵を描いたり衣装製作など、滞在アトリエとして数人で集まれたら嬉しい(布やミシン、画材など持っているのでシェアして使えたらと思っています)
徒歩圏内に公共交通機関がある

 

・使っていない空き家がある
・使ってるけど部屋が余ってる
・よく分からないけど、グッドラック!!

 

上記でなくてもあの場所良さそうだよ、こんなアイディアはどう?などなどご連絡くださると喜びます!!

 

CD欲しいよという方もこちら↓まで!


〘 連絡先 〙

あきたや くり
✉  kurikuru.k@gmail.com
☎  08040495574

Facebook  kuri akitaya
twitter  @kuri_kuu


この先どんな出会いがあるのか、ワクワクしています!!
よろしくお願いします( ⁎ᵕᴗᵕ⁎ )❤︎

上がってこいよ、ここがステージ。


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ちょうど一年前、引きこもりニート生活の北海道から直感と勢いだけで飛び出した。
迷って悩んでぶつかって、心身ともに放浪の真っ最中に出会った大好きな人達に見守られながら、初めて舞台に立った。

 

立ち上がれ、ファイティングポーズ

 

思い出したのは、子どもの頃のワンシーン。
5歳の私は画用紙いっぱいに、ステージに立つキラキラした女の子をクレヨンで殴り描きしていた。
そばにいた母を振り返り言う。
「大きくなったら、SPEEDの仲間に入れてもらう!」


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(SPEEDになりたかった5歳当時の私。ふてぶてしさがすごい)

 


人前で歌うことは私史上最高に恐ろしいことだった。

「頭が真っ白になって、ギターも歌も全部忘れちゃうかも」

「立ち尽くすだけで終わるかも」

昔こっそりボイストレーニングに通っていた頃、発表会では顔も上げられず、出番が終わると逃げるように立ち去った。
音楽の授業、先生と一対一でもいざ歌うとなると声が震え、全身がわなわなと別の生き物みたいだった。

小さい頃からマグマのように持ち続けてきた歌いたい熱は、恥ずかしくて本気とは言えずにいた。


本番、私は一体何を感じるんだろう??

 


暗いステージに立った時、やっぱり震えていたけれど

「二本の足で、自分で立ってる」

これまでどこで何をしていてもしてなくても、今この瞬間この場で生きてる、それ以外はなんだっていい。と思った。

 

 

 

ルキノといばやの冠婚葬祭

 
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(photo by Chiaki Toyozumi)


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(photo by ジュンペニウス)

 


私の参加した「冠婚」パートは、友人達の、情熱だけは世界一のサプライズ結婚(プロポーズ?)式パフォーマンス。
大好きな人に「好きです」と伝えるためだけに、2週間引きこもってムービーの構成を練り、ダンス練習をし、時に涙しながら全力でマリッジ感を出してきた最高に身勝手な新婦2人。
寝食を共にしながら私も完全に式を控えたブライズメイド気分で、自分が当日歌うことを忘れかけた。

 
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大好きな人に、素直に大好きと言うこと。
そのパワーにはかなわないな、と思う。

 

 

 

そして楽曲提供中、クラウドファンディング最終日となった「地獄DEマンボ☆」(支援参加99名、計1,689,000円達成ありがとうございます&おめでとうございます!!)

  年齢は記号だ!38歳アイドルルキノがCD&MVを制作して地獄からエールを放ちたい - CAMPFIRE (キャンプファイヤー)


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アイドルルキノの圧倒的なカッコ良さ、後ろで踊る最愛の友人達。
お客さんが立ち上がり「わっしょい!わっしょい!」手を挙げる姿。


"一緒にせーので さんハイ!"

『くそったれ!! 』


会場にいる全員で叫んだとき、気づいたら声を上げて泣いていた。


それぞれの想いが重なって、みんなの「クソ」に全部花まるしているような、自分の26年の間に起こったいろいろにまるごとイイネ!!したようなそんな気持ちだった。

 

引きこもっててよかったー!!
そして、シャバに出てきてよかったー!!!!


痛いくらい、沁みるようなありがとうを思った。
みんな生きてて、色んなことがあって、バカみたいに素敵だと思う。

 
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あとのまつり


世界を変えたいなんて 思っちゃいない
今朝の味噌汁は昨日の上書き

拡散希望より早く    この命をばら撒きたい


倒れたままではいられない
君の手を握っていられないごめんね
不幸なふりも板についたら
新しい季節に胸が膨らむ
痛いとこ楽しいとこ   全部連れてくよ


足りない足りないものなどない
致死率100% 今ここで会えた1秒
もう忘れてしまっていいよ あんなこと
あとの祭りなら焼け野原  ここからが始まり


立ち尽くしたまま手も足も出ない
震えるバンビの底力見せてあげたい

指先ググるより早く この命を燃やしてく


心臓をちぎられたような
息もできないほど重めだったヒストリー
幸せなふりも板についたら
死にぞこない 過ぎ去った嵐に
もう一度  飛び込んで 丸ごと連れ出してあげる


負けない負けない戦などない
致死率100%  今ここで笑ってる
もう忘れられない恥ずかしいところも
あとの祭りなら 焼け野原から    始まるよ


息ができないほど でたらめに最高の瞬間を
いつか体が朽ちても
そりゃいいのは若いうちだけだからね  なんて言わせない


足りない足りないものなどない
致死率100% 今ここで笑ってる
もう忘れなくてもいいよ あんなことこんなこと

あとの祭りなら  焼け野原に立つ
ここからが始まり

 



立ち上がれファイティングポーズ


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製作合宿中、食欲が止まらないこの頃。

 

明後日、1月26日(金)に人生初のライブ出演します。
 


通常運転、気を抜くと家から出るのは週に一度、くらい出不精のわたし。
人前に出ると「震え」「動悸」「息切れ」など、救心ください!!な状態になるのだけど、浮世から離れ自宅に隠れがちだった26年を込めてオープニングアクト歌います。


「今目の前にいる、あなたのハートに刺さりたい」


ギターの弦を全部ぶち切る勢いと生命をかけて弾き語るので、震える子鹿が舞台の上で立ち上がる姿を是非、見に来てほしい…!!という思いです(まんまる体型を駆使してアイドルダンスもします)。

 


ライブのテーマは「冠婚葬祭」

2時間半に人の一生を詰め込んだ、てんこ盛りエンターテインメント。
日舞台の上で何が起こるのか、出演者自身も分からない情熱とパワーだけはあるドキドキのライブ。
金曜の夜は、下北沢に遊びにいらしてください!

 
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(やよいさん、写真ありがとう!!)


**ライブ詳細**

《日時》2018年1月26日(金)19:00〜21:30(18:30開場)
《場所》下北沢ろくでもない夜
《料金》3,000円+ワンドリンク制
《チケットのご購入はこちらから》
http://69demonai46.com/date/2018/01/26/
《ライブ特設サイトはこちら》
ルキノといばやの冠婚葬祭

☆お子様連れも大歓迎です!!(中学生以下無料)☆

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地獄の底から這い上がれ  〜展示とクラウドファンディングと初ライブ〜 

『本気』の先には何があるんだろう??


展示を明日に控えた真夜中、出品するCDがギリギリ完成した。
近頃は毎日朝5時まで作業して、起きるのは昼の15時半という効率的にどうなんだ?という完全に昼夜逆転生活のただなか。 



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今回、初めて自分のつくったものに値段をつけて店頭に置かせてもらう。
製作をしながら気がついたことは、自分はこだわりがめちゃくちゃ強いということ。

人に曲を提供するとき「歌詞とか好きに変えてOK!」「編曲はあんま考えてやってない!」とか言っていたけれど、

 

全部嘘やんけ!!
めちゃくちゃこだわっとるやんけ!!!!

 

照れ隠しだろうが何だろうが、生み出した作品に対して「いやいや、この子は頭が悪くて〜」みたいな謙遜は、クソだったと反省した。
いつだって、自分の中の最高を出したい。


安心して、いってらっしゃい!!!


お金という目に見える価値を意識したおかげで、自分の中にある弱さやずるさ、生みだしたものに対する愛情と覚悟を持って値札を付けた。
とことん向き合うため、全力を尽くすための「お金」。

 

 【CDアルバム&ピンバッジ・ブローチ展示販売】

CHAPAWONICA WORLD 2017 on Strikingly

場所  りんごや(東京都文京区根津2-22-7)

期間  2017年12月26日〜31日まで

 

 


現在、アイドルルキノさんへ楽曲提供中「地獄DEマンボ☆」のCD&MV制作クラウドファンディングが進行している。

camp-fire.jp


編曲作業で何度も何度も聞いているけれど、人生が込もりすぎていて自分で泣けすぎる最強の曲。

 

『三途の川でバタフライ』
『地獄の底から這い上がれ』

 

「地獄でお祭りみたいな曲」というオーダーから、実家で悩んでいた夏、寝食を忘れて一気に書き上げた。

私のこれまで、ルキノさんの人生、聴いてくれたあなたの地獄を巻き込んでいく、底知れぬ情熱とパワーを持った歌だと思う(ルキノさんの文章がとても良いので上のリンクから是非読んでみてほしい。デモも聞けるよ!)。
今もルキノさんと一緒に、最高の歌を放つべく試行錯誤しながら編曲のブラッシュアップ途中。

 

ただウジウジぐるぐると引きこもっていた、最初はひとりだった「地獄」。

二人三人と広がって、いろんな人の手を借りて世の中へ羽ばたこうとしている様に、もうクラファンが始まる前から感無量過ぎて胸がいっぱいになった。
この歌を世に出してくれたルキノさん、関わってくれている人達へ最上級のありがとうを、音で見せていきたい。

 

 
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死ぬ気になれば何でもできるというけれど。
これまで実際死のうとしすぎて分かったのは、

 

死ぬ気だと、死ぬ気だから、やる気なくて何もできない。


今まで生きる気で、命懸けて何かをやったことってなかった。

 

 

来年1月26日、下北沢の「ろくでもない夜」というライブハウスに演者として出る。
現在、一曲も弾ききれないギターを引っさげて歌う。

 

当初いつの間に決まった出演に喜ビビり、気がついたら曲目がくり祭りという謎の展開にさらにビビりながらも、プロの振り付けでダンスにも前のめりに参加予定。

人前に出たこともなければ、歌ったこともないダンスどころか一日50歩も歩かないこともある(スマホの万歩計を見て危機感)引きこもりライフを過ごしている肉まん体型の私が、ステージに立つ。
震えて何も出来ないかもしれない恐怖と、生きる!!やりきる!!という想い。


本気を出し切ったら、どんな新しい世界が見えるんだろう。

 


くりの野望


【2020年、1000人飯炊きライブ開催】


NHKみんなのうたで自作曲を流す】

 

 

 

 

 

   

お金を使うことは、「生きる」と決めること。


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どこへ行こう?

何をしよう?

自分にとってのベストってなんだろう??


流れに任せ、各地へふらふらとお邪魔させてもらいながらもずっとあった違和感。
その正体が分からないまま家なき子を卒業し、引越しがひと段落したところでひとつ気がついたこと。


スマホの通信容量6ギガじゃ、全然暮らせない…!!!


今までWi-Fiのあるお家に居させてもらうことが多かったため、気にしたことがなかったネット事情。
なんてこった、こんなに無線LANにお世話になっていたとは…。

パソコン使いたいしYouTube見たいし、速度制限に怯えながらジリジリ命を削られていく感じがすごく嫌!!

これまで物を持つことや年単位の計画を避け続けていた私も、さすがに降参してモバイルWi-Fiを2年契約することにした。

心がドキドキざわざわ揺れながらカード情報を入力し、申し込み完了のメールが届いたとき。
突然、全身に水をぶっかけられたような衝撃が走った。

 


そうか!!!!

Wi-Fiを2年契約することは、そのあいだ「生きる」って決めることなんだ!!!!!!

 


思い出したのは、18の頃。
「よっしゃ、死のう!」と決めて自分の荷物を全て捨てた時のこと。

昔からお金を使うこと、物を増やすことに慎重だったものの(小学生時代から貯めたお小遣い&お年玉が現在大活躍)、私が実家から運んで来た引越し荷物は服と画材でダンボール3箱というミニマムさ。
時間が経った今でも、必要最低限どころか必要なものさえ買わない「いつでも逝けます!」みたいな身辺整理が常に整っている状態をキープしている自分がいることに、めちゃくちゃ驚いた。


可能性がありすぎて選べないと思っていたけれど、長く続けるのは苦手と思っていたけれど。
私はお金にケチなのかな?やりたいことがないってことなのかな?と思ったけれど。

 


ずっと決められなかったのは、

「生きること」

そのものだったんだー!!!!!!!

 


Wi-Fiの2年縛り契約は、私に重大なことを気づかせてくれた。
これからの私は、毎月Wi-Fi代を支払って、生きていく!

 

このことを一緒に暮らす友人に話したら、
「すごいじゃん!!よし、くりにWi-Fiを契約させ続けよう!!!」
「今死ななくても、そのうち絶対もれなく死ぬから大丈夫だよ♡」


不思議なことに「生きる」を決めきれてない自分を発見したら、とてもすっきりしてずっと欲しかったものや必要だったものを自ら次々購入するようになった。
住みたい場所行きたい場所、誰かに何かにデッド・オア・アライブを委ねるのではなくて、自分を積極的に生かしていこう!そのためにお金を使おう、稼ごう!と思った。

 

 

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26歳の誕生日頭の中に鳴り響いた三文字の言葉。


下  剋  上


まだまだ決まりきらない覚悟で、ずっとずっと焦がれていたこと。

「音楽、やろう!!」

作ってはひとりニヤニヤするだけだった自作曲を、ばら撒いてみよう。

 

 

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20歳の掘り出し音源で、初めてミュージックビデオを作ってみた。
友人から命名された音楽ジャンルは「サイケデリック・ポップ」

ひとつずつ決めて、生きて生きて生きた先で、自分だけじゃない誰かの心に刺さったら嬉しいと思う。

 


【展示&CD販売情報】

 

CHAPAWONICA WORLD 2017

http://chapawonicaworld2017.strikingly.com/

 

■Day :
2017/12/26(火) 〜 12/31(日)
12:00〜19:00 ※最終日18:00まで

オープニングパーティー : 12月26日(火) 18:00〜20:30
クロージングパーティー : 12月31日(日)15:30〜17:30

くりの在廊は26日のみですが、キャラの濃い作品&人達が全国から集まっているので是非今年最後のお出かけに、遊びにいらしてください!

■Place :
喫茶・ギャラリー りんごや
東京都文京区根津2-22-7
http://ringoya-galerie.com/

Access :
東京メトロ千代田線 根津駅1番出口より徒歩3分
JR日暮里駅南口または上野駅公園口より徒歩15分

■Info :
紅茶のおいしいカフェの中で展示を行います。
ご来場の方はワンドリンクオーダーをお願いします。
カフェでのお食事はケーキや日替わりのスイーツなどの軽食がございます。

涙のあとにあったかいごはんが待ってるよ

 11月20日、「くりごはん食堂@喫茶ラムピリカ」初開店しました。

 

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(https://www.facebook.com/events/302378703599863/?ti=cl)

 

今秋から神奈川県相模原市のおうちで暮らせることになり、家なき子を卒業した私。
まだ引越し途中で防寒&調理器具がなく、夜になると身を縮めながらスーパーへ行き納豆と半額おにぎりを買うのが日課になっていた。


「寒い!!!寒すぎる!!!!」


ホッとできる場所でホットなご飯を(ダジャレまで寒い)、求めている人が他にもいるはず。
誰より私自身が食べたい、ほかほかごはん。


最近は押しかけスタッフとして出入りさせてもらっている喫茶ラムピリカ、店主千秋さんの計らいで最高にホッとできるスポットで食堂を開くことができました。

 

 
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メニューは、今まで作った中でもお気に入りのおかず。
栄養バランスと彩りを考えて、母のレシピも使わせてもらった。

 

いつも仲良くしてくれるメンバーと、告知を見て足を運んでくださったラムピリカのお客様。

私はハンバーグの味付け&味見に夢中で厨房に引きこもっていたのだけど、客席から時折届く「おいしい!」にニヤッとして、その様子をちらちらと覗き見ていた。


初めましての賑やかなおしゃべりや、

ひとりでゆったり過ごす人。

大切な人と喧嘩しちゃったり、

赤ちゃんとじゃれ合う大人。

そして突然始まったギターと、歌声。

 

自分がおもてなしするはずが、料理は主役ではなくてその場の一部に過ぎないんだなと思った。
料理に込める味と、集まった人達でつくられる予測できないその場限りの空間が、全部合わさってできる食卓。

おいしく食べることって、とても尊いことだったんだなぁ。

 
思いつきで企画したことだけれど、私のつくりたかった「くりごはん」がどんなものか、閉店してから分かった。

笑っても、泣いても、怒ってても、はらぺこさんが安心して過ごせる場所。
頭のぐるぐるもひと口食べたら「うめぇな!」って思わず言っちゃうような、お洒落じゃないけどあったかい味。

そんなごはんであれば、嬉しいと思う。

 

 

 

  
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(5年越しで千秋・もえこ・くりのネット繋がりがリアルに変わりました。マコさん見ててくれてありがとう!)

 

  

夜中、店主とともにお賽銭箱を開けたら大入りで仰け反った。
お金や価値、自分の心、人間ってなんだろう…!!
いくら入れても入れなくてもいい、意味をどうにでも解釈できる自由料金ならではのざわつきも感じつつ。

買い出しのスーパーで食材をバカスカ買ったこと、慌ててもハンバーグを焦がさなかったこと、誰もお腹がすいたまま帰さなかったこと。

いつも色んな人に支えられすぎていて口が半開きになってしまうのだけど、本当にありがとうございました。


そして、私の舌を肥えさせてくれた両親のごはん力に気がつけたこと。

初開店、くりは最高にあったまりました。

 

この間作った曲がくりごはん食堂にピッタリだなぁと思ったので、最後に歌詞を載せます。
次回の開店日で、流そうかと思います。

 

おかえりなさい


ほかほかご飯
つやつやしてるフェイス
こんなに嬉しいのは
君と一緒だからだよ

覚えられない さしすせそ
悲しい朝も味噌スープ
並んで歩く帰り道
焼きシャケ色の
夕焼けで全部チャラさ


おかえりなさい
今日のハートブレイク ただいま
お風呂の前に
くたびれた服は脱いでしまおう

どうにもならないことばかりって
鍋がコトコト鳴ったら 合図
最高にはらぺこりん
おててをあわせて
いただきます


こんなに単純で
いいのかな?

上がったり下がったり忙しいな
この世の終わりみたいに
泣いたら笑って
ジェットコースター

あれが好き これが嫌い
そばにいない君のこと
意地悪言いたくなっちゃうの
ごめんね


おやすみなさい
今日の失敗もおねんね
涙のあとに
あったかい布団が待ってるよ


カレー
シチュー
カレイの煮付け

たまごやきやき
焼きギョーザ
いくつでも食べられる


おかえりなさい
今日のハートブレイク ただいま
涙のあとに
あったかいご飯が待ってるよ

尖らせた口 膨れた頬も
鍋がコトコト鳴ったら 合図
最高にはらぺこりん
おててをあわせて
いただきます

 

 
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インターネットから未来~Happy Typhoon Birthday~

10年の時を経てこの場所へ繋いでくれたインターネットと、出会ってくれたあなたへ最上級のありがとうを込めて。




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10月29日(肉汁の日)、26歳を喫茶ラムピリカで迎えました。

 

 


「もえこさんが泊まりに来るよ!」

大阪で元気に出稼ぎ中、自分の写真(主に食べてるところ)を送りつけていたら、店主千秋さんから嬉しい知らせがあった。

何年越しだろう、リアルでは初めて会うふたりのお泊まり会に、くりもおいでよ!と誘ってくれたちあっちゃん。
その日はちょうど、私の誕生日。

「ここにいてくれ!!!祝わせろ!!!!!」


前のめりのお祝いに笑った、遡ること10年前の電脳世界の話。

 


当時、思春期前からこじらせたメンタルを抱え、引きこもりもプロ域に差し掛かっていた15の夜。
その頃はまだSNSなんてなくて、当時流行っていた個人ホームページ上で孤独で鬱々とした日々の記録とポエムを、ガラケーのボタンをポチポチ物凄い情熱をもって時に一日がかりで書き連ねていた。

あまりの恥ずかしさに悶える&今にも死にそうすぎるアクセスほぼ0のそのページで、「磨けば光るダイヤの原石」と言って唯一コメントをくれていた、父と同じ名前のあしながおじさん

その人が見つけた別の「ダイヤモンド」が、当時17歳だった絵描きのもえこさんだった。

 

 
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(もえこさんがプレゼントしてくれた品々。ふたつの気球は時の流れに乗る私達!)

 


彼女のホムペには夜明け前みたいな澄んだ絵がたくさん並んでいて、その世界が一目で好きになった私。

一度も出たことのない北海道、ほとんど出ないホコリっぽい部屋の中から、いつか喫茶店をしているもえこさんのお家へ会いに行きたい!と思いを馳せていた10代。

一人旅に憧れ、その後近所の農家さんで働くきっかけになったWWOOFというファームステイを知ったのも彼女のブログから。

 

そして、とっくに死んでるだろうと思っていたハタチ目前のTwitter、もえこさん経由で知り合ったのが喫茶ラムピリカを始める前の千秋さんだった。

 


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(出会って2日目氷の滑り台でお尻滑り、名誉の負傷をした千秋さん。懐かしい…)

 


よく知っているようで顔を合わせたこともない、不思議な「いつか会いに行きたい人」リスト。
低速飛行も25歳を過ぎた真冬の旭川、数年越しの千秋さんと出会い江ノ島へ流れ流れて先月、ようやくもえこさんとの初対面を果たした。

 

「生きていてくれてありがとう、今会いに来てくれてありがとう」


抱き合って、ちょっと泣いて。
飯炊きばばあだよ!と突然の訪問にも関わらずお布団を借り御家族と食卓を囲んだ私は、もえこさんの息子さんと3人で高校の文化祭を初体験しました。

 
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10年の時が過ぎて私も、子どもがいてもおかしくないくらいの年齢になった。
携帯の画面越しに成長を見ていたみずすず(千秋さんの娘ふたり)は幼稚園児から小中学生になって、今の私は当然のようにしれっと学校行事にも参加する。

もはや千秋さんのお母様も私のお母さんだし、あちらこちらで出会ったのは友達も家族も知り合いも境界がぐちゃぐちゃな、尊さもクズさも全身で触れられる温度のあるリアルワールド。




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「祝わせろ!!」と前のめりだった千秋さんは当初、名前がついたケーキとハグが欲しいと言った私に巨大ケーキ(最大7段)を贈るべくクラウドファンディングを立ちあげようとしていたらしい(思いとどまった笑)。
それを聞いてもう笑いが止まらなかったのだけど、当日は手作りケーキで最高な誕生日会を開いてくれた。

 

豪雨の中、ご馳走とケーキ、わらび餅、アイスクリーム。
「幸せ」をたくさん持って来てくれたみんなとひとりひとりハグして、はじめましておめでとうハグ!!!な方も。
最近買い換えたスマホには、メッセージがたくさん届いていた。


数ではない、全然数ではないけれど、こんなにたくさんの人におめでとうを言ってもらって、なんて素敵な人達と出会えたんだろうかと「みんな生まれてきてくれてありがとう、おめでとう!!!!」


千秋さんと抱き合ったら、お互いのこれまでが思い起こされてふたり静かに泣いた。

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「お誕生日会」に嫉妬していた10代の私に言いたい。
この世にはあったかくて素晴らしいこと、たくさんあるよ。

人生、何が起こるかわからないよ。

 


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(Wちあキッス&あふれ出る肉汁感)

 

 

ネット依存を心配されはすれど、ただ部屋でうずくまって呼吸をしていたあの頃が、行き場のなかった言葉が電波に乗りここまで繋がってきたこと。

今回、千秋&もえこさんの初対面!!は残念ながら台風襲来で延期になったけれど、きっといいタイミングで3人出会える時を待ってる。

 

 

そして15歳の頃から何度ブログを変えてもずっと更新がなくても見守り続けてくれた、あしながおじさんへ。
きっと、今もこのブログも読んでくれているはず(そうですよね、マコさん!)。

ずっと見ていてくれてありがとう。
「ダイヤの原石」達は、大人になってこんな風に笑っています。

今後の行方も、お付き合い頂ければ幸いです。
それからいつかもえこさんと一緒に、あなたにお会いできたら最高に嬉しいです!

 

 

10代を全部合わせたよりこの半年くらいで出会った人の数の方が多いかもしれないなぁと思うこの頃(家から出なさすぎ)。
不思議なことに心も体も元気いっぱい生かされ、広がったご縁で地球冒険中。

 
これからどんなことが起こるんだろう??
どんな人に出会うんだろう??

 
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出会ってくれてありがとう。
生きるのがとっても楽しみな、26歳です。